古くなった農機具を高値で買い取ってもらえずに困っていませんか？
「思ったほどの金額にならなかった」
「まったく値段がつかなかった」
そんな経験をしている方もいらっしゃるはずです。実は、古い農機具でも方法を工夫すれば、高く売れることがあります。
本記事では、古い農機具が高く売れる要因や買取相場の調べ方、買取査定UPの5つのコツについて、わかりやすくご紹介します。
農機具を高く売るには？押さえておきたい基本ポイント
「できれば高く売りたい」と考えていても、実際には希望通りの価格にならないことも多いものです。「高く売れない」背景を知ることで、適切な業者選びや売却のタイミングを判断できるようになります。
なぜ「高く売れない」ケースが多いのか
いらなくなった農機具を高く売れないケースが多い理由として、「高く買い取ってくれない業者を選んでしまっている」という現実があります。
最近はリサイクル市場が活発となり、一般のリサイクル業者などでも農機具の買取を行っている場合があります。しかし、一般のリサイクル業者には農機具専門のスタッフがいない場合が多く、適正な価値を判断してもらえないのが実状です。
「高く売りたい」場合は、「高く買ってくれる」業者を見つけることが必要不可欠と言えるでしょう。
農機具を売るベストなタイミングとは？
農機具の価格も、需要と供給によって決まります。そのため、タイミングによって、買取業者が買い取ってくれる価格が大きく異なります。春前の耕うん期にはトラクターの需要が、収穫期である秋前にはコンバインの需要が高まります。
農機具を高く売りたい場合は農業カレンダーを確認し、その農機具の需要の高いタイミングで売却できるようにしましょう。
農機具が高く売れる要因
反対に、高く買い取ってもらえる農機具には、「高く売れる要因」が兼ね備わっています。
メーカーとモデル
新品はもちろん、日本の中古農機具市場でも、クボタやヤンマー、イセキの農機具の人気は不動です。さらに、人気のあるモデルならば、高く買い取ってもらえます。
クボタの「Slugger」や「NBシリーズ」、ヤンマーの「ミニ耕運機QTシリーズ」や「MTe30」、イセキの田植機「さなえPF20」などのモデルは特に人気が高く、高額で買い取ってもらえる可能性が高いです。
年式・使用時間・保管状態
中古農機具は製造されてから日が経つほど価値が下がり、査定額も低くなりがちです。同じように、使用時間も長くなるほど買取価格が低くなります。そのため、不要になったらすぐに買取を検討しましょう。
また、保存状況も重要です。屋内に保管しておくなど、劣化による査定価格の低下を防ぐ工夫を行っておくことが重要となります。
農機具の買取相場の調べ方
農機具を高く売るには、農機具の買取相場を調べておくことが欠かせません。農機具の買取相場を調べるには、次のような方法があります。
インターネット検索
インターネット検索をすることで、農機具の買取相場を知ることができます。自分が売りたい農機具のメーカー名や型番を、インターネットで検索します。中古農機具の買取業者や買取オークションサイトなどがヒットするので、買取価格を知ることができます。
しかし、自分が売りたい農機具の情報を的確に入手することが難しく、検索の手間もかかります。あまり、効率のよい方法とはいえないでしょう。
一括査定サイトへ問い合わせ
農機具買取の一括査定サイトへ問い合わせることで、農機具の買取相場を知ることができます。一括査定サイトの画面から、メーカーや形状、稼働時間など、売却したい農機具の情報を入力します。査定依頼を送信すると、複数の中古農機具買取会社から査定結果が届きます。
しかし、入力した情報は複数の中古農機具買取会社にも渡ってしまいます。個別に連絡がくる場合が多く、対応に煩わしさを感じる場合もあります。
買取業者への見積もり依頼
農機具の買取を専門に行っている業者に見積りを依頼することが、農機具の買取相場を知るベストな方法です。最近ではネットやLINEから見積もりを依頼することもでき、利便性がさらに向上してきています。
買取業者へ依頼する1番のメリットは、高い知識を持つスタッフが農機具を査定してくれることです。出張買取サービスならば農機具を直接査定してくれ、その場ですぐに価格を知ることができます。
高く売れる農機具メーカーとは？
農機具には中古でも高く売れるメーカーがあります。それぞれのメーカーの農機具が高く売れる理由を知っておきましょう。
クボタ
クボタの農機具は国内だけではなく、海外でも高い人気を誇ります。国内で需要が少ない農機具でも海外からの需要が落ちず、確実な販売先を確保できることから高く売れます。
また、クボタの農機具は全体的に耐久性が高く、故障が少ないことも特徴です。古い農機具でも現役で使える場合が多く、買い取った後の修理やメンテナンスの手間を省けることも理由になります。
さらに、クボタの農機具は部品のシェア率が高く、修理に必要な部品やパーツもクボタ公式から入手できます。さらに、部品やパーツとしての価値があることも、高く売れる要因です。
ヤンマー
ヤンマーの農機具は、耐久性・省燃費性能が高く評価されています。「壊れにくく長持ちする」というイメージが強いため、中古でも高い人気を保っています。
また、田植え機のイメージが強いヤンマーの農機具は、米栽培が盛んに行われている地域からの人気が特に高いです。東南アジアや南アジアからの海外バイヤーが積極的に買い付けているため、中古価格も高止まりしやすいです。
さらに、ヤンマーは世界的に有名なディーゼルエンジンメーカーでもあります。燃費性能が高いため、燃料コストを抑えたい農家にとって大きなメリットとなり、経済性の面でも評価されています。
イセキ
イセキは、自走自脱型コンバインを最初に開発し発売した実績を持ちます。農業機械の開発には国内外から定評があり、買い手が付きやすい機種が豊富にあるため、高値で売れやすいです。
また、イセキの農機具は狭い農地での作業に適している、小型の機種が揃っています。お手頃な価格で中古農機具を手に入れたい新規就農者や海外バイヤーからの引き合いが強く、高価買取が見込めます。
さらに、イセキの農機具は初めてでも使いやすい設計が特徴です。海外の農家や新規就農者にとって操作性が高く扱いやすいため、中古でも価値が落ちにくいのです。
農機具を1円でも高く売るための5つのコツ
農機具を1円でも高く売るためにはコツがあります。農機具を高く売るための5つのコツについて解説します。
1．売却前に掃除・メンテナンスをしておく
農機具を1円でも高く売るためには、査定前に農機具をきれいに掃除しておきましょう。見た目がきれいになるだけで印象が変わり、高評価を得られます。
また、メンテナンスをしてすぐに使える状態にしておくことで買取後の手間を省くことができ、高く評価してもらえます。
きれいな状態にできたらその時の写真を撮っておき、価格交渉などに使用しましょう。
2．付属品・マニュアルをまとめておく
農機具を1円でも高く売るためには、付属品やマニュアルをまとめておきましょう。
取扱説明書やメンテナンスマニュアルがあることで、買い手に安心感を与えることができます。また、付属品とマニュアルが揃っていれば、購入後すぐに使用できるため買取価格を上げやすくなります。
付属品やマニュアルは、求められたときにすぐ対応できるよう、まとめて整理しておくと査定がスムーズです。
3．繁忙期（春先・秋前）を狙う
農機具を1円でも高く売るためには、春先や秋前などの繁忙期を狙うようにしましょう。
農機具の買取価格は、農機具の需要によって大きく変動します。需要の高まる春先や秋前は、高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
高く買い取ってもらえるよう、繁忙期を意識して買取に出すようにしましょう。
4．複数社に査定依頼をする
農機具を1円でも高く売るためには、複数社に査定依頼をするようにしましょう。
買取業者によって買取目的や販路が異なるため、農機具は業者によって買取価格に差が出がちです。そのため、複数の買取業者に査定を依頼することがおすすめです。
ただし、業者とのやり取りは意外と手間や時間がかかるので、依頼する買取業者は2～3社に押さえておきましょう。
5．出張買取対応業者を活用する
農機具を1円でも高く売るためには、出張買取対応業者を活用するようにしましょう。
農機具は大型で重量があり、公道を走ることができないので、自分で買取業者まで農機具を運ぶことは大変な作業です。
しかし、出張買取ならば農機具を取りに来てくれるので、運搬車両を準備できない人におすすめです。
農機具買取業者の選び方【失敗しないために】
農機具を高く売ることに失敗しないためには、農機具買取業者の選び方が大切になります。
名義変更など手続きを代行してくれるか
買取業者を選ぶ際には、名義変更など手続きを代行してくれるかを確認するようにしましょう。
農機具の名義変更を行う際の届け出は、新しい所有者の住所地を管轄する市区町村役所で行います。さらに、全国統一書式がなく手続きの詳細は市区町村によって異なります。また、動かない農機具を処分する場合も、廃車・抹消登録が必要です。
これらの手続きを代行してくれる買取業者ならば面倒な手間を省くことができるので、忙しい人でも安心です。
農機具の扱いに詳しい専門業者か
買取業者を選ぶ際には、農機具の扱いに詳しい専門業者かを確認するようにしましょう。
農機具を適正に判断するためには、農機具に関する専門的な知識が不可欠です。
スタッフの専門性が高いかどうかは、会社のウェブサイトや問い合わせの際の対応から分かります。それらから判断して、農機具の扱いに詳しい専門業者かを見極めましょう。
口コミ・対応スピード・即金性もチェック
買取業者を選ぶ際には、口コミ・対応スピード・即金性もチェックするようにしましょう。
サイトの口コミなどでは、実際に買取をしてもらった人の、買取業者に対する正直な感想を聞くことができます。
また、査定をするスタッフに決定権がある業者ならば、査定当日に買取や契約までが可能です。さらに、現金での支払いが可能な業者ならば、農機具の処分を1日で終了させることもできます。
農機具の処分の手間を大幅に削減できるので、忙しい方はもちろん、誰にでおすすめしたい方法といえるでしょう。
まとめ｜農機具を高く売るなら「準備」と「業者選び」がカギ
本記事では、古い農機具が高く売れる要因や買取相場の調べ方、買取査定UPの5つのコツについて解説しました。
農機具を高く売るためには、掃除や付属品を揃え売るタイミングを調べるなどの「準備」と「業者選び」がカギになります。
農機具専門の買取業者であれば、高い専門性を持つスタッフがあなたの農機具の価値を適正に査定し、どこよりも高く買い取ってくれます。
高く売りたい場合は、農機具専門の買取業者に査定を依頼してみることがおすすめです。
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