古い農機具の処分方法は?高く売るための6つの方法と注意点を徹底解説!

「古くなった農機具、どうやって処分すればいいの?」
「廃棄にお金がかかるって本当?まだ使えるなら売れないの?」

農家の方をはじめ、多くの方が悩むのが「使わなくなった農機具の処分方法」です。特に古い機種になると、「引き取ってくれる業者が少ない」「動かないから価値がないのでは」といった不安が出てきます。

しかし、実は 古い農機具でも高く買い取ってもらえるケース は少なくありません。廃棄よりも「お得に売却」できる選択肢が増えており、正しい方法を選べば費用負担を抑えながら処分できます。

この記事では、農機具を処分・売却する6つの方法とそれぞれの注意点、高価買取を目指すコツ、さらには実際の買取事例まで詳しく解説します。

処分で損をしないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

目次

古い農機具はどう処分すべき?6つの方法とメリット・デメリット

古い農機具を1番お得に処分する方法とは?

古い農機具を処分するにはいくつか方法がありますが、処分する農機具の状況によってふさわしい方法が異なります。

まずは、古い農機具を処分する代表的な方法を知り、自分に合った処分方法を検討してみましょう。

下取りに出す(新機購入時におすすめ)

新しい農機具を購入する際、古い農機具を下取りに出すという方法があります。

買い替えと同時に下取りの処理も進行するので、手続きが比較的スムーズです。

ただし、査定額が相場より低くなるケースがほとんどです。さらに、古すぎる農機具や動かない農機具は、下取り対象外になる場合もあります。

そもそも、新しい農機具を購入する予定がない場合は、下取りに出すことはできません。したがって、現在使用中の農機具を新しく買い替えたい方にとってふさわしい方法といえます。

JA(農協)に引き取ってもらう

JAが提供している、農機具処分に関するサービスを利用するという方法があります。

地元密着のJAは農家のサポートに長けており、安心して任せられるでしょう。

ただし、購入希望者が少ない地域では、JAが買取サービスを活発に行っていない場合があります。さらに、年式が古い、動かない、修理不可と判断された場合はJAで買い取ってもらえない可能性もあります。

買い取ってもらえる場合でも、専門業者と比べると買取価格がやや低くなるケースや、取り扱い機種に制限があるケースも。

したがって、農機具を売却する際は、JAと専門業者それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、自分の目的に合った売却先を選ぶことが重要です。

農機具を譲る・寄付する

古くなった農機具を友人や知人に売る、もしくは譲るという方法があります。

無料や格安で譲ってあげれば、非常に喜ばれるでしょう。譲り渡した後も、愛着ある農機具のその後を見届けられるので安心です。

ただし、近しい間柄での譲渡になるので、非常の低い金額しか得られない場合がほとんどです。さらに、状態の悪い農機具をあげたことなどで信頼が壊れ、人間関係が悪くなるリスクも考えられます。

古くなった農機具を知人に譲る場合は、トラブルを避けるためにも、基本的には無償か実費程度の請求にとどめておくのが無難です。

ネットオークション・フリマアプリで売る

メルカリなどのフリマサイトやヤフオクなどのオークションサイトで、古い農機具を売る方法もあります。

全国から購入希望者を募れるので、早く売れる可能性が高くなります。

しかし、個人間取引なので、トラブルが発生した際には自分自身で対応する必要があります。

さらに、農機具は大きくて重量があるものがほとんどです。発送にかかる手間や送料も自己負担になる点には注意が必要です。こうした対応が手間に感じる方や、配送手配に不安がある方には不向きな方法といえるでしょう。

不用品回収業者に依頼する(注意点あり)

不用品回収業者に依頼して、古い農機具を資源回収という形で処分する方法があります。

多くの業者が農機具の処分に対応しており、状態や素材によっては無料で引き取ってもらえることもあります。

ただし、実際には「無料回収」とうたわれていても、実際にはトラック運搬費やリフト使用料、処分費などの名目で追加料金が発生することがあります。

後から想定外の費用がかかることを防ぐためにも、依頼前に費用の詳細をしっかり確認しておくことが大切です。

農機具専門の買取業者に売る(もっとも高価)

近年は、農機具の買取を専門に行う業者が増えており、処分方法の中でもっとも高値がつきやすい選択肢のひとつです。

中でもおすすめなのが、「修理ができる農機具専門業者」に売る方法です。

修理の技術を持つ業者であれば、故障して動かない農機具であっても、再整備して再販できるため、その分買取価格も高くなります。

一方、修理をせずにそのまま転売を行う業者もあるため注意が必要です。それらの業者では、動かない農機具や古い機種は価値を評価されにくく、査定が安くなりがちです。

つまり、「修理ができる農機具買取業者」は、

  • 故障機でも価値を見出してくれる
  • メンテナンス後の販売ルートを持っている
  • 査定額の根拠が明確で安心できる

といった点で、他の処分方法よりも圧倒的に高価買取が期待できるのです。

古くなった農機具やエンジンが動かない農機具でも、あきらめずに一度相談してみることをおすすめします。

農機具処分で失敗しないための3つの注意点

古い農機具を処分する際には、「無料回収」「即日引取」などの言葉に惹かれて安易に依頼してしまうと、思わぬトラブルや費用負担につながることがあります。

ここでは、農機具処分で後悔しないために、必ず押さえておきたい3つの注意点を解説します。

無料と言われたのに費用が発生するケース

「無料回収」をうたう業者の中には、実際には回収後に追加費用を請求してくるケースがあります。
特に注意したいのが、以下のような費用項目です。

  • トラック運搬費
  • リフト・クレーン使用料
  • 処分・リサイクル費
  • 出張費(遠方や大型機械の場合)

見積もり時点では「無料」と説明されていても、引き取り当日に別途費用が発生するトラブルがあるため注意が必要です。

依頼前に「どこまでが無料なのか」「追加料金が発生する条件は何か」を、契約書や見積もり明細でしっかり確認しておきましょう。

また、買取業者の場合は「買取価格から回収費を差し引かれる」ケースもあります。
査定額の内訳を明確に提示してくれる業者を選ぶことが安心です。

悪質業者による不法投棄

農機具の不法投棄は、年々社会問題となっています。
一部の悪質な業者は、適切な処理費用を節約するために、山林や空き地に農機具を不法投棄することがあります。

このような行為が発覚した場合、依頼者にも責任が及ぶことがあるため注意が必要です。

トラブルを避けるためには、以下の点を確認しましょう。

  • 産業廃棄物収集運搬業の許可番号があるか
  • 古物商許可を取得しているか
  • 事業所住所や代表者が明記されているか
  • 実績や口コミに信頼性があるか

公式サイトに所在地や許可証番号を掲載している業者であれば安心です。
「格安」や「即日対応」だけをうたう業者には特に注意しましょう。

農機具廃の処分費用

農機具を廃棄処分する場合、その費用はサイズ・重量・状態・搬出条件によって大きく異なります。
以下は一般的な目安です。

農機具の種類おおよその処分費用相場
小型農機具(草刈機・噴霧器など)5,000〜10,000円
中型農機具(耕うん機・運搬車など)10,000〜30,000円
大型農機具(トラクター・コンバインなど)30,000〜80,000円以上

これに加え、出張費・人件費・燃料代が発生する場合もあります。
自治体では基本的に農機具を粗大ごみとしては回収しておらず、民間業者への依頼が必須です。

一方で、修理・再販ができる農機具専門の買取業者に依頼すれば、
廃棄費用どころか 「古くても動かなくても買取対象」 になるケースもあります。

処分前に一度、査定を受けてみるだけでも損を防げるでしょう。

古い農機具は高く売れる?実際の買取事例をご紹介

これまでご紹介したように、古い農機具を処分する方法はいくつもありますが、納得のいく価格でスムーズに手放したいなら、「農機具専門の買取業者」への依頼が最もおすすめです。

農機具買取のプロフェッショナルが、古い農機具であっても、その価値を的確に見極めてくれます。

たとえば、以下は農機具専門の買取業者による買取事例です。

実際の買取事例】

買取業者クボタトラクター
(使用時間 450時間以上)
ヤンマーショベル
(使用時間 2500時間以上)
クボタ田植機
(使用時間 不明)
A社65万円50万円5万円
B社60万円62万円5万円

このように、使用時間が長く古くなった農機具でも、状態を適切に評価して高値で買い取ってもらえるケースがあります。

また、多くの業者が出張買取に対応しており、搬送の手間や費用もかからないことが多いため、売却時の負担が少ないのも大きなメリットです。

農機具を少しでも有利な条件で手放したい方にとって、「農機具専門の買取業者」は、信頼できる心強い選択肢といえるでしょう。

古い農機具をスムーズに処分する方法|買取までの流れ

古い農機具を、買取専門業者に買い取ってもらう場合、以下のような流れになることが一般的です。

流れ1|処分したい農機具の状態を知る

現在、自分の農機具がどのような状態かを、正確に把握しましょう。買取専門店のサイトなどで、同じような状態の農機具をみつけ、買取状況や買取価格を調べてみます。

また、買取価格は、フリマサイトやオークションサイトでの同じような状態の農機具の出品価格も大変参考になります。買い取ってもらえる可能性が少しでもあるようならば、次の流れに進みましょう。

流れ2|依頼する買取専門業者を決める

古い農機具を初めて処分する場合、手続きが簡単で価格交渉も不要な買取業者がおすすめです。ただし、信頼できる買取業者を選ぶことが大前提となります。

買取実績、買取業者の評価や口コミを確認し、買取実績が豊富で評価の高い業者を選ぶことがポイントです。

流れ3|査定を依頼する

オンラインフォームや電話などで査定を依頼します。この際には、農機具の年式やメーカー、型番などの情報を提供することが求められます。事前に調べて準備しておきましょう。

あまり多くの業者に依頼せず、信頼できそうな1~2社に絞って査定依頼をすることがおすすめです。

流れ4|実際に査定してもらう

実物を確認しながら査定をしてもらいます。その際には、農機具の購入証明書や保証書、農機具の取扱説明書やメンテナンス記録を準備しておきましょう。

農機具の状態や使用履歴を正確に把握してもらえるので、査定をスムーズに進められます。

流れ5|売却を検討する

査定が完了すると、その場で査定額が提示されることがほとんどです。金額に納得できれば、契約へと進みます。納得できない場合は、交渉の余地について業者に確認してみましょう。

可能性がない場合は、他の農機具専門の買取業者に再査定を依頼することも有効です。

流れ6|買取契約の締結

農機具の買取契約を締結する際には、契約書の内容をしっかりと確認しましょう。特に、買取金額、支払い方法、引き渡し期日などは入念にチェックすることが重要です。

不明な点や疑問に思うことがあったら、遠慮なく質問するようにしましょう。

流れ7|買取金の受け取り

農機具の買取金の受け取り方法には、「現金」や「銀行振込」などがあります。どちらの方法を選ぶかは、事前に検討しておくようにしましょう。

さらに、銀行振込の場合は、入金を依頼する口座の情報を事前に準備しておきましょう。手続きがスムーズに進みます。

流れ8|農機具の引き渡し

買取契約の締結や買取金の受け取り手続きが終了すると、農機具を引き渡します。ほとんどの農機具買取専門業者が無料の引き取りサービスを提供しているので、運搬にかかる費用を心配する必要ないでしょう。

査定や現金支払いと同じ日に農機具を引き渡すのならば、より早い処分が可能です。

まとめ|古い農機具をお得に処分するなら、専門業者への依頼がおすすめ

本記事では、古い農機具の処分方法や、処分する際の注意点、農機具専門の買取業者の活用の流れについて解説しました。

古い農機具をお得に処分したい場合は、農機具専門の買取業者に依頼することがおすすめです。

農機具専門の買取業者であれば、古い農機具でもしっかり査定してくれるため、お得に手放せます。

使わなくなった農機具は処分する前に、まずは農機具専門の買取業者に査定を依頼してみるのはいかがでしょうか。

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